個人事業主向けCRMおすすめ4選を比較|無料プラン・料金・機能を解説

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ExcelやGoogleスプレッドシートで顧客を管理していると、顧客数や案件数が増えるにつれて、対応履歴や次回予定を追いにくくなることがあります。

そのようなときに候補となるのが、顧客情報、案件、対応履歴、タスクなどをまとめて管理できるCRMです。

ただし、CRMはサービスによって、無料で利用できる人数、得意な業務、料金体系、カスタマイズ性が異なります。

一人で基本的な顧客管理を始めたい人と、問い合わせフォーム、メールマーケティング、営業案件、顧客サポートまでまとめたい人では、適したサービスが変わります。

この記事では、個人事業主、フリーランス、小規模事業者が比較しやすい代表的なCRMとして、HubSpot、Zoho CRM、Salesforce、Pipedriveを紹介します。

この記事は実際の使用レビューではなく、2026年8月5日時点の各社公式サイトに掲載された料金・機能をもとにした比較です。操作性や自分の業務との相性は、無料プランや無料トライアルを利用して確認してください。

CRMを比較する前の準備や、確認すべき機能・料金・セキュリティについては、以下の記事で詳しく解説しています。

個人事業主向けCRMの選び方|比較すべき機能・料金・注意点を解説

Excel・Googleスプレッドシート・CRMの違いから確認したい場合は、以下の記事をご覧ください。

個人事業主の顧客管理方法|Excel・スプレッドシート・CRMの違いを解説

この記事でわかること

  • 個人事業主向けCRM4サービスの違い
  • 無料プランで利用できる人数と主な機能
  • 有料プランへ移行した場合の料金
  • HubSpot・Zoho CRM・Salesforce・Pipedriveの特徴
  • 一人利用・少人数利用など目的別の選び方
  • 契約前の無料体験で確認すべきこと

個人事業主向けCRMおすすめ4選の結論

4サービスの位置づけを先に整理すると、次のようになります。

サービス選択肢に入りやすい人主な特徴
HubSpot無料で顧客・案件管理と集客機能を試したい人CRM、フォーム、メール、日程調整などをまとめやすい
Zoho CRM3人以内で低コストから始めたい人無料プランと複数の有料プランがあり、項目や業務フローを調整しやすい
Salesforce無料で始め、将来的な拡張も考えたい人営業・問い合わせ・マーケティングを一つの基盤で管理できる
Pipedrive商談や案件の進行状況を見やすく管理したい人営業パイプラインと次回アクションの管理を重視

無料で始めたい場合は、HubSpot、Zoho CRM、Salesforce Free Suiteが候補です。

案件をカード形式のパイプラインで管理し、営業活動を中心に整理したい場合はPipedriveも比較候補になります。

この4サービスに絶対的な順位はありません。必要な利用人数、問い合わせ管理、メール機能、営業案件、自動化の範囲によって適したサービスが異なります。

無料かどうかだけでなく、有料へ移行したときの料金と、自分が毎日入力を続けられる操作性まで確認しましょう。

CRM4サービスの無料プラン・料金比較

2026年8月5日時点の公式情報をもとに、無料利用条件と有料プランの入口を比較します。

サービス無料利用有料プランの入口料金上の注意
HubSpot最大2ユーザー・1,000コンタクトStarterは1シート月額1,800円からキャンペーン価格や製品構成により表示が変わる
Zoho CRM3ユーザーまで無料スタンダードは年間契約の月額換算1,760円表示価格は税抜き・利用人数分の契約が必要
SalesforceFree Suiteは最大2ユーザーStarter Suiteは1ユーザー月額3,000円最低価格表示で、取引手数料などが発生する場合がある
Pipedrive14日間無料トライアルLiteは年間契約の月額換算14米ドル米ドル建て・為替・税金・アドオンに注意

※HubSpot、Zoho CRM、Salesforceには継続利用できる無料プランがあります。

※Pipedriveには14日間の無料トライアルがありますが、試用期間終了後も継続無料で使えるプランではありません。

※料金、無料枠、機能、キャンペーン、為替条件は変更される可能性があります。申し込み時の公式画面を優先してください。

おすすめ1.HubSpot

HubSpotは、顧客・案件管理を基盤として、フォーム、メール、ミーティング予約、ウェブチャット、マーケティング、顧客サポートなどを組み合わせられるCRMです。

無料CRMでは、コンタクト、取引、タスクの管理に加え、Eメールトラッキング、ミーティング予約、ウェブチャット、見積書などの機能が案内されています。

WordPressサイトから問い合わせを受け付け、その後の連絡や商談をCRM上で整理したい個人事業主にとって、比較候補に入りやすいサービスです。

HubSpotの無料プラン

HubSpotの公式サイトでは、無料CRMについて次の条件が案内されています。

  • 利用料金は無料
  • 最大2人のユーザー
  • 最大1,000件のコンタクト
  • 利用期限なし
  • クレジットカードなどの決済情報は不要

無料ツールには、コンタクト管理、取引パイプライン、CRMデータのインポート、レポートダッシュボードなどが含まれます。

無料プランでも多くの機能を確認できますが、有料版と同じ権限設定、自動化、レポート、カスタマイズをすべて利用できるわけではありません。

HubSpotの有料料金

公式のCRMページでは、Starterが1シート当たり月額1,800円からと案内されています。

また、新規契約者向けの期間限定割引が掲載されることがあります。割引の対象期間や契約条件が変わる可能性があるため、通常料金と初年度料金を分けて確認してください。

区分料金の目安主な違い
無料ツール0円基本的な顧客・取引・タスク管理
Starter1シート月額1,800円から必須フィールド、権限セット、HubSpotロゴ非表示など
Professional1シート月額6,000円から重複管理、カスタムレポートなど
Enterprise1シート月額9,000円からカスタムオブジェクト、SSO、詳細な権限管理など

HubSpotはCRM以外にも複数の製品があり、選択する製品・エディション・シートによって総額が変わります。

HubSpotのメリット

  • 無料で基本的な顧客・案件管理を始められる
  • フォーム、メール、日程調整、ウェブチャットを組み合わせやすい
  • コンタクトと案件を関連付けて管理できる
  • iOS・Androidのモバイルアプリがある
  • 外部サービスとの連携機能が多い
  • 事業の成長に合わせて有料機能を追加できる

HubSpotの注意点

  • 無料プランは最大2ユーザー・1,000コンタクトまで
  • 高度な権限・自動化・レポートには有料版が必要になる
  • 複数のHub製品やシートを追加すると料金構成が複雑になる
  • 期間限定の割引価格と通常価格を分けて確認する必要がある
  • 無料版から有料版へ移行した場合の総額を事前に計算する必要がある

HubSpotが向いている人

HubSpotは、無料で顧客・案件管理を始め、将来的にフォーム、メールマーケティング、日程調整、カスタマーサポートなどもまとめたい人に向いています。

WordPressサイトを集客や問い合わせ受付に利用し、Web上の見込み客から契約後の顧客まで一つの仕組みで管理したい場合にも比較候補になります。

HubSpotの無料CRM・料金を公式サイトで確認する

おすすめ2.Zoho CRM

Zoho CRMは、見込み客、連絡先、取引先、商談、活動、タスクなどを管理できるCRM・SFAです。

3ユーザーまで利用できる無料プランがあり、有料版も利用者一人あたりの料金が明示されています。

一人から3人程度でCRMを試したい人や、事業に合わせて項目・画面・業務フローを調整したい人の比較候補になります。

Zoho CRMの無料プラン

Zoho CRMの無料プランは、3ユーザーまで継続無料で利用できます。

公式サイトでは、無料プランで見込み客、ドキュメント管理などの基本機能とモバイルアプリを利用できると案内されています。

有料プランの機能を15日間試すことができ、試用終了後は無料プランへ自動的に移行する案内があります。

Zoho CRMの有料料金

公式料金ページに掲載されている年間契約時の月額換算は、次のとおりです。

プラン1ユーザー当たりの月額換算主な位置づけ
無料0円3ユーザーまでの基本的な顧客管理
スタンダード1,760円基本機能、ワークフロー、一括メール、売上予測など
プロフェッショナル3,260円業務プロセス、見積支援、割り当て・検証ルールなど
エンタープライズ5,660円AI、承認、複数レイアウト、サンドボックスなど
アルティメット7,360円上限拡張、高度なAI・分析・管理機能

※上記は税抜きで、年間契約の月額換算です。

※月間契約と年間契約では料金が異なります。利用する人数分のユーザーライセンスが必要です。

Zoho CRMのメリット

  • 無料プランを3ユーザーまで利用できる
  • 無料体験終了後に無料プランへ移行できる
  • 有料プランの料金と機能段階が比較しやすい
  • 項目、画面、営業プロセスなどを調整できる
  • スマートフォン用アプリを利用できる
  • ExcelやCSVなどからデータを取り込める

Zoho CRMの注意点

  • 高度な自動化やAIは上位プランが必要になる
  • 設定できる項目や機能が多く、最初に業務整理が必要
  • 無料プランと有料プランで利用できる機能が異なる
  • 料金表示が税抜きか、月間契約か年間契約かを確認する必要がある
  • 日本データセンターの環境では一部の機能表記に差がある可能性が案内されている

Zoho CRMが向いている人

Zoho CRMは、一人から3人程度で無料運用を試したい人や、比較的低価格な有料プランへ段階的に移行したい人に向いています。

顧客管理だけでなく、商談、見込み金額、次回タスク、営業プロセスなどを自分の業務に合わせて設計したい場合にも候補になります。

Zoho CRMの無料プラン・料金を公式サイトで確認する

おすすめ3.Salesforce Free Suite/Starter Suite

Salesforceは、顧客情報、営業案件、問い合わせ、マーケティングなどを一つの基盤で管理できるCRMです。

小規模事業者向けには、無料のFree Suite、月額制のStarter Suite、より高度なPro Suiteが用意されています。

最初は二人以内で無料利用し、事業の成長に合わせて利用者や自動化機能を増やしたい場合の比較候補です。

Salesforce Free Suite

Free Suiteは、最大2ユーザーまで利用できる無料CRMです。

  • 料金は0円
  • 最大2ユーザー
  • 契約・クレジットカード登録不要
  • 利用期限なし
  • リード、取引先、連絡先、商談の管理
  • タスク、問い合わせ、レポート、ダッシュボード
  • シンプルなメールマーケティング

公式サイトでは、定期的にログインしている限り継続無料で利用できると案内されています。

マーケティングメールは月間最大100通とされているため、大量配信を前提とする場合は上位プランや別の配信サービスも確認してください。

Salesforceの有料料金

プラン料金主な位置づけ
Free Suite0円・最大2ユーザー顧客、商談、問い合わせ、簡易マーケティング
Starter Suite1ユーザー月額3,000円自動化、営業フロー、フォーム、分析などを拡張
Pro Suite1ユーザー月額12,000円高度な自動化、カスタマイズ、売上予測など

Starter Suiteは月単位または年単位で請求され、表示金額は最低価格です。取引手数料などが発生する場合があるため、利用する機能と契約条件を確認してください。

Pro Suiteは年単位の契約が必要と案内されています。

Salesforceのメリット

  • 最大2ユーザーまで無料で利用できる
  • 顧客・商談だけでなく問い合わせ管理も含まれる
  • レポートやダッシュボードを利用できる
  • 無料版にAI支援機能が組み込まれている
  • 事業規模に合わせて有料プランへ拡張できる
  • 営業・サービス・マーケティングを同じ顧客情報へつなげやすい

Salesforceの注意点

  • Free Suiteは最大2ユーザーまで
  • 3人以上で利用する場合は有料版を検討する必要がある
  • StarterからProへ移ると一人当たりの料金差が大きい
  • 日本国内で提供されない機能が含まれる場合があると案内されている
  • 取引手数料や追加機能を含めた総額確認が必要

Salesforceが向いている人

Salesforceは、一人または二人で無料CRMを始めながら、将来的に従業員、営業活動、問い合わせ対応、マーケティングを拡張したい人に向いています。

顧客からの問い合わせと営業案件を別々のツールへ分けず、同じ顧客情報をもとに管理したい場合にも候補になります。

Salesforce Free Suiteと料金を公式サイトで確認する

おすすめ4.Pipedrive

Pipedriveは、見込み客や商談を営業パイプライン上で管理することを重視したCRMです。

商談をカード形式で段階ごとに並べ、現在どの案件がどの状態にあるか、次に何を行うかを確認しやすい設計です。

顧客サポートやマーケティング全体よりも、問い合わせから契約までの商談管理を優先したい事業者の比較候補になります。

Pipedriveの無料利用

Pipedriveには、14日間の無料トライアルがあります。

  • 14日間の無料トライアル
  • クレジットカード登録不要
  • 試用期間中に各プランの操作を確認できる

HubSpot、Zoho CRM、Salesforce Free Suiteのような継続無料プランではないため、本格利用する場合は有料契約が前提になります。

Pipedriveの料金

公式料金ページに掲載されている年間契約時の月額換算は、次のとおりです。

プラン1シート当たりの月額換算主な位置づけ
Lite14米ドルリード、取引、連絡先、カレンダー、パイプライン
Growth39米ドルメール同期、自動化、会議予約、売上予測
Premium59米ドルリード獲得、AIメール、契約、電子署名、詳細な権限
Ultimate79米ドル高度なセキュリティ、データ拡充、サンドボックスなど

上記は年間契約時の月額換算で、実際には1年分をまとめて支払う条件が表示されています。

日本円での支払額は為替や決済条件によって変わる可能性があります。税金やアドオン料金も含めて確認してください。

Pipedriveのメリット

  • 商談の進行状況をパイプラインで確認しやすい
  • 顧客、取引、活動、次回予定を関連付けられる
  • Liteから営業案件の基本管理を始められる
  • 500以上の外部サービス連携が案内されている
  • スマートフォンアプリを利用できる
  • 上位プランではメール同期やワークフロー自動化を利用できる

Pipedriveの注意点

  • 継続利用できる無料プランではない
  • 料金が米ドル表示で為替の影響を受ける可能性がある
  • 月払いと年払いで料金が異なる
  • メール同期や自動化はGrowth以上が中心
  • リード獲得、キャンペーン、プロジェクトなどはアドオン料金が発生する場合がある
  • 顧客サポートやマーケティング全体より営業案件管理を重視した設計

Pipedriveが向いている人

Pipedriveは、見込み客から契約までの案件を一覧で管理し、次に連絡すべき顧客や停滞している商談を把握したい人に向いています。

顧客情報を保存するだけでなく、営業活動と次回アクションを中心にCRMを運用したい場合に比較候補となります。

Pipedriveの料金・無料トライアルを公式サイトで確認する

4サービスの主な機能を比較

各サービスの方向性を簡単に比較します。

比較項目HubSpotZoho CRMSalesforcePipedrive
継続無料プランありありありなし
無料利用人数最大2人最大3人最大2人14日間試用
顧客・連絡先管理対応対応対応対応
案件・商談管理対応対応対応特に重視
問い合わせ管理対応機能あり設定・連携によるFree Suiteから対応営業案件中心
フォーム・集客特に強い対応機能ありStarterで拡張連携・アドオン中心
日本円の料金表示ありありあり米ドル表示

「対応」と書かれていても、無料プランと有料プランでは、件数、ユーザー数、権限、自動化、メールなどの上限が異なります。

公式サイトの機能一覧だけでなく、自分が検討している具体的なプランで利用できるかを確認してください。

目的別におすすめCRMを整理

無料で一人から始めたい場合

一人で基本的な顧客・案件管理を始める場合は、HubSpot、Zoho CRM、Salesforce Free Suiteが候補です。

  • HubSpot:フォーム、メール、日程調整なども試したい
  • Zoho CRM:項目や営業プロセスを自分向けに調整したい
  • Salesforce:問い合わせ管理や将来の拡張も重視したい

無料プランで候補を一つに決める必要はありません。テスト顧客を5件ほど登録し、入力と検索にかかる時間を比較しましょう。

3人以内で無料利用したい場合

3人で継続無料利用したい場合は、3ユーザーまで無料のZoho CRMが候補になります。

HubSpotとSalesforce Free Suiteは最大2ユーザーのため、3人目を追加するときの有料料金を確認してください。

WordPressからの問い合わせを管理したい場合

WordPressサイトの問い合わせをCRMへつなぎたい場合は、フォーム機能や連携方法を確認します。

HubSpotはフォーム、ウェブチャット、ミーティング予約などをCRMデータと連携できる点が特徴です。

ほかのCRMでも、標準フォーム、連携アプリ、Zapierなどの外部自動化サービスを利用できる場合があります。

Contact Form 7との連携では、追加プラグインや外部サービスが必要になる場合があります。顧客情報を送信する前に、連携方法とデータの送信先を確認してください。

商談の進行状況を重視する場合

見積もり、商談、契約などの進行状況をカード形式で確認し、次回の営業活動を管理したい場合は、Pipedriveが比較候補になります。

HubSpot、Zoho CRM、Salesforceにも案件・商談管理がありますが、Pipedriveは販売パイプラインを中心に設計されています。

顧客サポートもまとめたい場合

営業案件だけでなく、契約後の問い合わせやサポート履歴も管理したい場合は、HubSpotとSalesforceを中心に比較します。

利用するプランによって、問い合わせ管理、共有受信トレイ、担当者割り当て、自動化などの対応範囲が異なります。

細かくカスタマイズしたい場合

顧客項目、案件段階、入力画面、ワークフローなどを事業に合わせて調整したい場合は、Zoho CRMやSalesforceが候補になります。

ただし、自由度が高いほど初期設定と運用設計が必要です。

最初からすべてを作り込まず、顧客・案件・次回タスクの3つから始めましょう。機能を全部開放すると、CRMの設定画面で新しい事業が一つ始まりそうになります。

無料プランだけでCRMを運用できるか

一人または少人数で、顧客・案件・タスクを基本的に管理するだけなら、無料プランで運用できる場合があります。

ただし、無料プランには次のような制限が設けられることがあります。

  • 利用できるユーザー数
  • 登録できる顧客・コンタクト数
  • メール送信数
  • 自動化の回数・種類
  • 権限設定
  • カスタム項目・レポート
  • 外部サービスとの連携
  • サポート方法

無料プランの制限に達したときは、同じサービスの有料版へ移るのか、別サービスへ移行するのかを判断します。

契約前に、顧客・案件・対応履歴をCSVなどで書き出せるか確認しておくと、将来の移行リスクを抑えやすくなります。

有料プランの総額を計算する方法

CRMの料金は、公式サイトに大きく表示された一人当たり料金だけで判断しないようにします。

月間総額=基本料金+ユーザー料金+オプション+超過料金+税金

たとえば、一人当たり月額2,000円でも、利用者が3人なら基本的なユーザー料金は月6,000円です。

さらに、メール連携、自動化、追加容量、サポート、マーケティングメールなどが別料金になる場合があります。

年払いは支払総額を確認する

「月額換算1,760円」「月額換算14米ドル」と表示されていても、年間契約では一年分をまとめて支払う場合があります。

無料体験だけで年間契約を決めず、月払いの有無、契約期間、途中解約、返金条件を確認してください。

外貨建て料金は為替も確認する

Pipedriveのように米ドルで料金が表示されるサービスは、為替レートによって日本円での支払額が変わる可能性があります。

カード会社の換算レートや海外事務手数料についても、利用する決済方法で確認してください。

無料プラン・無料体験で比較する手順

CRMは公式サイトの機能表だけでは、自分が入力を続けられるか判断しにくいサービスです。

候補を2〜3サービスに絞り、同じ条件で比較します。

  1. 現在対応中の顧客を5件選ぶ
  2. 顧客の基本情報を登録する
  3. 顧客ごとに案件を一つ登録する
  4. メール・電話・面談の対応履歴を残す
  5. 次回対応日とタスクを設定する
  6. 案件の進行状況を変更する
  7. 期限を過ぎた案件を検索する
  8. スマートフォンから一度操作する
  9. 顧客・案件データを書き出す
  10. 操作時間と迷った箇所を比較する

比較用チェックシート

評価項目確認する内容評価
顧客登録必要な情報を迷わず登録できるか1〜5
案件管理進行状況と次回作業を確認できるか1〜5
対応履歴過去のメール・電話・面談を探しやすいか1〜5
タスク期限と担当者を管理できるか1〜5
検索顧客や案件を短時間で見つけられるか1〜5
スマートフォン外出先でも必要な操作ができるか1〜5
データ移行取り込み・書き出しを行えるか1〜5
料金必要な機能を含む総額が予算内か1〜5
継続性毎日または毎週更新できそうか1〜5

合計点だけでなく、自分が解決したい問題に関係する項目を優先します。

対応漏れを防ぐことが目的なら、AI機能の数より、タスクと次回対応日を簡単に登録できるかの方が重要です。

CRMへ顧客情報を登録する際の注意点

CRMには、顧客の氏名、メールアドレス、電話番号、問い合わせ内容、契約状況などを保存する場合があります。

以下は一般的な確認事項です。個別の契約や法的判断が必要な場合は、個人情報保護委員会の公式資料や専門家へ確認してください。

業務に必要な情報だけを登録する

利用予定のない個人情報を念のため登録すると、管理する情報量と漏えい時の影響が大きくなります。

顧客管理、契約、請求、サポートなど、明確な利用目的がある項目を中心に登録しましょう。

アカウントを共有しない

複数人でCRMを利用するときは、一つのIDとパスワードを共有せず、利用者ごとのアカウントを作成します。

誰が情報を変更したか確認できる状態にし、退職者や契約終了した外注先の権限は停止してください。

多要素認証と権限設定を確認する

利用できる場合は多要素認証を設定し、閲覧・編集・削除・書き出しなどの権限を必要な範囲に限定します。

データの保存・削除条件を確認する

  • 保存場所や委託先について説明があるか
  • バックアップと復旧の方針
  • 解約後のデータ保存期間
  • 顧客情報を削除する方法
  • 必要なデータを書き出す方法

個人情報保護委員会の個人情報保護法等の案内を確認する

CRM選びでよくある失敗

無料という理由だけで選ぶ

無料プランがあっても、利用人数、顧客数、メール、権限、自動化などが不足する場合があります。

有料へ移行した場合の料金まで確認してから、無料プランを選びましょう。

機能数が多いサービスを選ぶ

機能が多くても、顧客登録や履歴入力が複雑では更新が続きません。

現在の問題を解決する必須機能を満たし、毎日使える操作性があることを優先します。

最初から過去の顧客をすべて移す

運用方法が決まる前に全データを移行すると、項目変更、重複整理、再移行が必要になることがあります。

まず現在対応中の顧客を5〜10件登録し、使い方を確認してください。

無料体験でデータを書き出さない

登録は簡単でも、解約時に案件や対応履歴を十分に取得できない場合があります。

無料体験中に、顧客、案件、履歴を実際に書き出して確認しましょう。

入力ルールを決めない

CRMを導入しても、更新する人とタイミングが決まっていなければ情報が古くなります。

  • 問い合わせを受けた当日に顧客登録する
  • 打ち合わせ後に対応履歴を残す
  • 見積もり送付時に案件段階を変更する
  • 進行中の案件には次回対応日を設定する
  • 週に一度、期限超過タスクを確認する

年間契約を急いで決める

年払いは月額換算が安くても、実際には一年分の支払いが必要になることがあります。

最初は無料プラン、無料トライアル、または月払いで運用を試し、継続できると判断してから年間契約を検討しましょう。

CRM4選に関するよくある質問

個人事業主に一番おすすめのCRMはどれですか?

全員に共通する一つのサービスを決めることはできません。

無料で集客機能も試したい場合はHubSpot、3人以内で無料利用したい場合はZoho CRM、問い合わせ管理や将来の拡張を重視する場合はSalesforce、営業案件の見える化を重視する場合はPipedriveが比較候補になります。

完全無料で利用できるCRMはありますか?

HubSpot、Zoho CRM、Salesforce Free Suiteには継続無料プランがあります。

ただし、利用人数、コンタクト数、メール、自動化などに制限があります。最新条件を公式サイトで確認してください。

無料CRMだけで顧客管理できますか?

一人または少人数で、顧客、案件、タスクを基本的に管理する場合は、無料プランで足りることがあります。

利用者が増える、権限を細かく分ける、メールを自動化する、高度な分析を行う場合は、有料版が必要になる可能性があります。

CRMとExcelを併用してもよいですか?

移行期間中に一時的に併用することはあります。

長期間併用すると、どちらが最新情報か分からなくなる可能性があるため、顧客・案件・履歴ごとに正式な管理場所を決めてください。

顧客管理表からCRMへデータを移せますか?

CSVやExcelファイルから顧客データを取り込めるCRMがあります。

取り込み前に、重複顧客、会社名の表記、日付形式、電話番号、空欄項目を整理すると移行しやすくなります。

移行用の顧客管理表を作る場合は、以下の記事も参考にしてください。

個人事業主向け顧客管理表の作り方|項目・テンプレート・運用ルールを解説

CRMをスマートフォンでも使えますか?

今回紹介した4サービスは、スマートフォン向けアプリまたはモバイル利用に対応しています。

パソコン版と利用できる機能や操作性が異なる場合があるため、外出先で行う予定の操作を無料体験中に確認してください。

CRMを導入すれば顧客管理を完全自動化できますか?

フォーム登録、メール記録、通知、タスク作成など、一部の作業を自動化できる場合があります。

一方、商談の進行状況、顧客との約束、次回対応など、人が判断・確認する情報も残ります。

自動化できる作業と、人が確認する作業を分けて運用しましょう。

CRMを比較するときは、料金や機能だけでなく、利用者ごとの権限、多要素認証、共有範囲、バックアップ、解約後のデータ削除条件も確認する必要があります。詳しい安全対策は、個人事業主の顧客管理で個人情報を守る方法|権限・共有・バックアップを解説で紹介しています。

CRMを導入するほど業務が複雑ではなく、まず低コストで顧客管理を始めたい場合は、Googleスプレッドシートで顧客管理する方法|入力・検索・更新ルールを解説も参考にしてください。顧客ID、対応履歴、重複確認、共有権限などの実務的な運用方法を紹介しています。

CRMを比較するときは、料金や顧客登録機能だけでなく、メール・電話・商談などの対応履歴をどのように記録・検索できるかも確認します。具体的な記録項目と運用方法は、顧客対応履歴の残し方|メール・電話・商談記録を整理する方法で紹介しています。

CRMを比較する際は、料金や顧客登録機能だけでなく、次回アクション・担当者・期限・次回確認日を管理できるかも確認します。具体的なフォロー管理の方法は、顧客フォローの管理方法|次回連絡日・期限・対応漏れを防ぐ仕組みを解説で紹介しています。

まとめ

個人事業主向けの代表的なCRM4サービスには、それぞれ異なる特徴があります。

  • HubSpot:無料で顧客・案件管理とフォーム・メール・日程調整を試したい人
  • Zoho CRM:3人以内で無料利用し、項目や営業プロセスを調整したい人
  • Salesforce:無料で始め、営業・問い合わせ・マーケティングを将来拡張したい人
  • Pipedrive:営業案件の進行状況と次回アクションを見やすく管理したい人

無料プランがあるかだけでなく、必要なユーザー数、有料移行後の料金、メール・フォーム連携、権限設定、データの書き出し方法を確認してください。

候補を2〜3サービスに絞り、現在対応中の顧客を5件ほど登録して、顧客登録から次回タスクの設定まで試すと比較しやすくなります。

最も重要なのは、機能表の丸印の数ではなく、顧客情報を短時間で登録でき、毎週更新を続けられることです。

CRMも採用面接と同じで、経歴だけ見れば全員かなり優秀です。最終的には、実際の仕事を少し任せてから決めましょう。

CRMを比較するときの詳しい判断基準は、以下の記事で解説しています。

個人事業主向けCRMの選び方|比較すべき機能・料金・注意点を解説

参考にした公式情報

※掲載している料金、無料利用条件、機能は2026年8月5日時点の公式情報をもとにしています。契約前に各公式サイトで最新情報をご確認ください。