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顧客管理表で顧客情報を管理していると、顧客数や案件数が増えるにつれて、情報を探しにくくなることがあります。
「次に連絡する顧客が分からない」「対応履歴が一つのセルに長く残っている」「従業員や外注先へ案件を引き継げない」といった問題が増えた場合は、CRMの導入を検討する段階かもしれません。
CRMは、顧客の基本情報、問い合わせ、案件、対応履歴、次回タスクなどをまとめて管理するための考え方やシステムです。
ただし、CRMは機能数が多いほど自分の事業に合うとは限りません。必要以上に複雑な製品を導入すると、入力や設定の負担が増え、使われないシステムになる可能性があります。
CRM選びで重要なのは、製品の知名度ではなく、現在発生している顧客管理の問題を無理なく解決できるかどうかです。
この記事では、個人事業主、フリーランス、小規模事業者向けに、CRMを選ぶ前の準備、比較すべき10項目、料金の考え方、無料体験で確認する方法を解説します。
Excel・Googleスプレッドシート・CRMの違いから確認したい場合は、先に以下の記事をご覧ください。
個人事業主の顧客管理方法|Excel・スプレッドシート・CRMの違いを解説
顧客管理表の項目やシート構成を確認したい場合は、以下の記事で解説しています。
個人事業主向け顧客管理表の作り方|項目・テンプレート・運用ルールを解説
この記事でわかること
- CRMを導入する前に整理すべきこと
- CRM・SFA・MAのおおまかな違い
- CRMで比較すべき10項目
- 個人利用・チーム利用など目的別の選び方
- 無料プラン・無料体験で確認する方法
- CRM導入でよくある失敗
CRMは機能数ではなく解決したい問題で選ぶ
CRMの公式サイトを見ると、顧客管理、案件管理、メール配信、売上予測、AI、自動化など、多くの機能が掲載されています。
しかし、現在の問題が「見積もり後の連絡を忘れること」であれば、最初に必要なのは高度な売上予測ではなく、次回対応日とタスクを管理できる機能です。
CRMを選ぶ前に、現在発生している問題を具体的に書き出しましょう。
- 顧客情報が複数のファイルに分散している
- 同じ顧客が重複して登録されている
- 見積もり後の連絡を忘れる
- 顧客ごとの対応履歴を探すのに時間がかかる
- 案件の進行状況を一覧で確認できない
- 問い合わせ内容を手作業で転記している
- 従業員や外注先へ案件を引き継げない
- 契約更新や継続フォローを忘れる
「CRMを導入したい」ではなく、「どの作業を減らし、どの漏れを防ぎたいか」から考えることが重要です。
目的が決まっていない状態で機能を比較すると、全部必要に見えてきます。家電量販店で説明を聞くほど冷蔵庫が巨大化する現象と、だいたい同じです。
CRM・SFA・MAの違い
顧客管理ツールを調べると、CRMのほかにSFAやMAという言葉が出てきます。
製品によって機能の境界は異なりますが、おおまかには次のように整理できます。
| 種類 | 主な役割 | 管理例 |
|---|---|---|
| CRM | 顧客との関係や対応履歴を管理する | 顧客情報、問い合わせ、購入・対応履歴 |
| SFA | 営業活動や商談の進行を支援する | 案件、商談段階、見込み金額、営業タスク |
| MA | 見込み顧客への継続的な情報提供を自動化する | メール配信、見込み顧客の分類、行動記録 |
現在のCRM製品には、案件管理やメール配信など、SFA・MAに近い機能を含むものがあります。
そのため、名称だけで判断せず、自分が必要とする業務に対応しているかを機能一覧で確認してください。
CRMを選ぶ前に整理する5つの条件
1.誰が利用するのか
自分一人で使うのか、従業員や外注先を含む複数人で使うのかを整理します。
一人利用では、操作の簡単さと料金を優先しやすくなります。複数人で利用する場合は、ユーザー追加、権限設定、操作履歴、担当者管理なども必要です。
2.何を管理するのか
CRMへ登録する情報を整理します。
- 顧客の連絡先
- 問い合わせ内容
- 商談・案件の進行状況
- 見積もりや契約の情報
- 電話・メール・面談の履歴
- 次回対応日とタスク
- 購入・利用履歴
- 契約更新日
現在管理していない情報まで、念のためCRMへ登録する必要はありません。
3.現在どのツールを使っているのか
CRMと連携したい既存ツールを洗い出します。
- Gmail・Outlookなどのメール
- Googleカレンダー・Outlookカレンダー
- WordPressのお問い合わせフォーム
- 会計・請求管理ソフト
- チャット・ビジネスコミュニケーションツール
- クラウドストレージ
- 予約・決済サービス
連携できない場合でも、CSVファイルなどで情報を受け渡せるか確認します。
4.月にどの程度利用するのか
顧客数、案件数、メール送信数、利用人数などを確認します。
無料プランや低価格プランには、登録件数、ユーザー数、保存容量、自動化回数などの上限が設定されている場合があります。
5.どこまで自動化したいのか
次のような作業を自動化したいか整理します。
- 問い合わせフォームから顧客を登録する
- 受信・送信メールを顧客履歴へ残す
- 期限前に担当者へ通知する
- 案件の進行状況に応じてタスクを作る
- 定型メールを送る
- 契約更新日が近い顧客を抽出する
- 売上や案件数のレポートを作る
自動化機能は便利ですが、設定や修正にも時間がかかります。最初は一つの作業から試す方が運用しやすくなります。
CRMで比較すべき10項目
1.顧客情報の管理機能
顧客名、会社名、連絡先、顧客区分など、必要な情報を登録できるか確認します。
標準項目だけでなく、自分の事業に必要な項目を追加できるかも重要です。
- 独自項目を追加できるか
- 選択式・日付・数値など入力形式を設定できるか
- 顧客をタグや区分で分類できるか
- 重複した顧客を検出・統合できるか
- 顧客名や電話番号で検索できるか
項目を自由に増やせても、設定が難しいと運用負担が増えます。実際に項目を一つ追加して操作を確認しましょう。
2.案件・商談の管理機能
問い合わせから見積もり、契約、完了までの進行状況を管理できるか確認します。
- 一人の顧客へ複数案件を登録できるか
- 案件を段階別に表示できるか
- 見込み金額や受注予定日を登録できるか
- 担当者を設定できるか
- 保留・失注理由を記録できるか
案件をカード形式で並べ、ドラッグ操作で進行状況を変更できる製品もあります。
見た目が分かりやすくても、自分の業務に必要な段階へ変更できるかを確認してください。
3.対応履歴・タスク管理
顧客とのメール、電話、会議、訪問などを履歴として残せるか確認します。
対応履歴だけでなく、次に行う作業と期限を管理できることが重要です。
- 顧客ごとに履歴を時系列で確認できるか
- 電話・メール・会議など対応方法を分類できるか
- 次回対応日を設定できるか
- 担当者へ通知できるか
- 期限を過ぎたタスクを抽出できるか
顧客管理の目的が対応漏れ防止であれば、ここが最も重要な比較項目です。
4.操作の分かりやすさ
CRMは、日常的に顧客情報や対応履歴を入力する道具です。
高機能でも、顧客を一件登録するたびに複数画面を移動する必要があると、更新が続かなくなる可能性があります。
- 顧客登録に何分かかるか
- 顧客情報を検索しやすいか
- 案件の進行状況を簡単に変更できるか
- 必要な情報を一画面で確認できるか
- 画面や項目を自分向けに調整できるか
無料体験では、機能一覧を見るだけでなく、顧客登録から案件完了までの一連の操作を試しましょう。
5.利用人数と権限設定
複数人でCRMを使う場合は、ユーザーごとの権限設定を確認します。
- 閲覧だけの人と編集できる人を分けられるか
- 担当顧客だけを表示できるか
- 削除・書き出し権限を制限できるか
- 退職・契約終了時にアカウントを停止できるか
- 操作履歴を確認できるか
一つのアカウントを複数人で共有すると、誰が情報を変更したのか確認しにくくなります。
複数人で利用する場合は、人数分のアカウントを前提に料金も計算しましょう。
6.メール・カレンダー・フォームとの連携
普段使っているメールやカレンダーと連携できると、手作業での転記を減らせる可能性があります。
- 送受信メールを顧客履歴へ保存できるか
- メールの送信元として自分のアドレスを使えるか
- カレンダーの予定と顧客を関連付けられるか
- WordPressの問い合わせフォームと連携できるか
- 連携に上位プランや追加料金が必要か
「連携対応」と書かれていても、標準機能、追加アプリ、外部自動化サービスを使う場合など、仕組みが異なります。
7.スマートフォン・利用環境への対応
外出先で顧客情報や次回予定を確認する場合は、スマートフォンへの対応を確認します。
- iPhone・Androidアプリがあるか
- スマートフォンのブラウザでも操作できるか
- アプリで利用できない機能がないか
- 電話後に対応履歴を登録しやすいか
- 通信できない場所で利用できるか
パソコンでは使いやすくても、スマートフォンでは入力項目が多く、操作しにくい場合があります。
8.データの取り込み・書き出し
現在の顧客管理表からCRMへ移行できるか確認します。
- CSVなどで顧客を一括登録できるか
- 独自項目へデータを割り当てられるか
- 重複データを確認できるか
- 顧客・案件・対応履歴を書き出せるか
- 解約時に必要なデータを取得できるか
取り込み機能だけでなく、将来サービスを変更するときの書き出し方法も重要です。
無料体験中に、テストデータを数件登録し、実際に書き出して内容を確認しましょう。
9.セキュリティとデータ管理
CRMには、顧客の氏名、連絡先、相談内容、契約状況などが保存されます。
以下は一般的な確認事項です。個別の契約や法的判断が必要な場合は、個人情報保護委員会の資料や専門家へ確認してください。
- 通信時・保存時のデータ保護について説明があるか
- 多要素認証を利用できるか
- ユーザーごとに権限を設定できるか
- 操作履歴を確認できるか
- データの保存場所や委託先について説明があるか
- バックアップ・復旧方法が示されているか
- 退会・解約後のデータの扱いが明記されているか
- 不要な顧客情報を削除できるか
セキュリティ認証の取得は判断材料の一つですが、それだけで自分の事業に利用できると決まるわけではありません。
自分の情報管理ルールや、顧客との契約条件に合うかも確認しましょう。
10.料金・契約条件・サポート
CRMの料金は、月額表示だけでなく、実際の運用に必要な総額で比較します。
- 基本料金
- 利用者一人あたりの料金
- 月払い・年払いの違い
- 初期設定・導入支援費用
- メール連携や自動化の追加料金
- 保存容量や送信数の超過料金
- 最低契約期間
- 解約期限とデータ保存期間
- 問い合わせ方法と対応時間
一人あたりの料金が安く見えても、必要な機能が上位プランにしか含まれない場合があります。
無料プランから有料プランへ移行した場合の料金も、導入前に確認してください。
CRMの料金を比較する方法
料金は、次のように総額で計算します。
月間総額=基本料金+利用者料金+オプション料金+超過料金
たとえば、一人あたり月額料金が低くても、メール連携、自動化、レポート、追加容量が別料金であれば、実際の支払額は大きくなります。
年払いの場合は、月額換算だけでなく、契約時に支払う総額と途中解約の条件を確認しましょう。
削減できる時間も計算する
CRMの費用は、月額料金だけでなく、削減できる作業時間と比較します。
月間削減時間=1回あたりの削減時間×月間の作業回数
問い合わせ内容の転記、顧客情報の検索、見積もり後の確認などに月5時間かかっている場合、CRMでその一部を削減できれば、月額料金を判断する材料になります。
ただし、CRMの入力や設定に新たな時間がかかるため、導入前後の作業時間を実際に測ることが重要です。
目的別に見るCRMの選び方
一人で顧客と案件を管理したい場合
一人利用では、次の項目を優先します。
- 一人用または無料・低価格プランがある
- 顧客・案件・タスクを簡単に登録できる
- スマートフォンでも確認できる
- データをCSVなどで書き出せる
- 設定を自分で変更できる
複雑な承認機能や大規模な組織管理よりも、毎日の操作が簡単であることが重要です。
複数人で顧客対応する場合
複数人で利用する場合は、権限設定と担当者管理を重視します。
- 担当者ごとに案件を割り当てられる
- 対応履歴を時系列で共有できる
- 閲覧・編集・削除権限を分けられる
- 操作履歴を確認できる
- 退職者や外注先の権限を停止できる
個人アカウントを共有する運用は避け、誰が何を変更したのか確認できる状態にします。
Webサイトの問い合わせを管理したい場合
WordPressのお問い合わせフォームから顧客を自動登録したい場合は、フォーム連携を確認します。
- フォーム送信内容をCRMへ登録できるか
- 同じメールアドレスの重複登録を防げるか
- 問い合わせ種別を自動分類できるか
- 受付担当者へ通知できるか
- 連携に別サービスや追加料金が必要か
自動登録する前に、不要な情報までCRMへ送られないか確認してください。
契約更新や継続顧客を管理したい場合
定期契約や継続利用が多い場合は、日付と通知の機能を確認します。
- 契約開始日・終了日を登録できる
- 更新日が近い顧客を抽出できる
- 更新前に担当者へ通知できる
- 前回の契約内容や金額を確認できる
- 継続・終了理由を記録できる
営業・案件状況を分析したい場合
問い合わせから契約までの状況を分析したい場合は、案件管理とレポート機能を確認します。
- 案件数や見込み金額を集計できる
- 進行段階ごとの案件を確認できる
- 問い合わせ経路別の受注状況を確認できる
- 担当者別に状況を表示できる
- 必要な項目でレポートを作成できる
分析機能を選ぶ前に、入力する項目が統一されているかも確認しましょう。元のデータがバラバラだと、立派なグラフが立派に間違います。
無料プラン・無料体験で確認する方法
候補を2〜3サービスに絞り、無料プランまたは無料体験で実際の操作を比較します。
説明画面を見るだけでなく、普段の業務を再現してください。
- 現在対応中の顧客を5〜10件だけ登録する
- 顧客に案件を一つ登録する
- 電話・メールなどの対応履歴を残す
- 次回対応日とタスクを設定する
- 案件の進行状況を変更する
- 顧客や期限超過タスクを検索する
- テストデータを書き出す
- 操作にかかった時間と迷った箇所を記録する
無料体験用チェックシート
| 評価項目 | 確認内容 | 評価 |
|---|---|---|
| 顧客登録 | 迷わず必要項目を入力できるか | 1〜5 |
| 案件管理 | 進行状況を一覧で確認できるか | 1〜5 |
| 対応履歴 | 過去の連絡内容を探しやすいか | 1〜5 |
| タスク | 次回対応と期限を管理できるか | 1〜5 |
| 検索 | 顧客や案件を短時間で探せるか | 1〜5 |
| スマホ | 外出先から無理なく操作できるか | 1〜5 |
| 連携 | メールやフォームと連携できるか | 1〜5 |
| 書き出し | 必要なデータを取得できるか | 1〜5 |
| 料金 | 必要機能を含む総額が予算内か | 1〜5 |
| 継続性 | 毎日・毎週更新できそうか | 1〜5 |
合計点だけで決めず、自分が最も解決したい問題に関係する項目を優先してください。
CRMを決めるまでの8つの手順
- 現在の顧客管理で発生している問題を書き出す
- 利用人数と管理する情報を決める
- 必須機能と、あると便利な機能を分ける
- 料金・連携・セキュリティ条件で候補を絞る
- 候補を2〜3サービスに絞って無料体験する
- 顧客登録から案件完了までの操作を試す
- 必要な総額と削減できる時間を比較する
- 少数データから本番利用を始める
必須機能と希望機能を分ける
候補を絞るときは、機能を次の3段階に分けます。
| 優先度 | 意味 | 例 |
|---|---|---|
| 必須 | なければ導入目的を達成できない | 次回対応日の通知 |
| 希望 | あると作業を減らせる | メールの自動記録 |
| 将来 | 事業拡大後に必要になる可能性がある | 高度な売上予測 |
必須機能を満たしたうえで、操作性と料金のバランスがよいものを選びます。
CRM導入でよくある失敗
機能数や知名度だけで選ぶ
有名で高機能なCRMでも、自分の業務には複雑すぎる場合があります。
現在の問題を解決する必須機能と、毎日の操作性を優先しましょう。
無料プランだけを基準に選ぶ
無料プランには、利用人数、登録件数、自動化、権限、サポートなどの制限がある場合があります。
将来有料プランへ移行した場合の料金も確認してください。
最初にすべての過去データを移行する
CRMの使い方が固まる前に過去データをすべて移すと、項目の修正や重複整理に時間がかかります。
まず、現在対応中の顧客や案件から移行し、運用を確認しましょう。
入力項目を増やしすぎる
項目が多いほど詳細な分析ができるように見えますが、入力されなければ意味がありません。
業務で実際に使う項目から始め、不足したものだけ追加します。
運用ルールを決めない
CRMを導入しても、誰がいつ情報を更新するか決まっていなければ、内容が古くなります。
- 問い合わせを受けた当日に顧客登録する
- 商談後に対応履歴を入力する
- 見積もり送付時に案件状況を変更する
- 進行中の案件には次回対応日を設定する
- 週に一度、期限超過タスクを確認する
データの書き出しを確認しない
将来CRMを変更するとき、顧客情報だけでなく、案件や対応履歴も取得できるかが重要です。
契約前に書き出し形式と対象データを確認しましょう。
一つのアカウントを複数人で共有する
アカウントを共有すると、誰が変更・削除したのか分かりにくくなり、契約終了者のアクセス停止も難しくなります。
複数人で使う場合は、原則として利用者ごとのアカウントと権限を用意します。
CRMに関するよくある質問
個人事業主でもCRMは必要ですか?
顧客数が少なく、一人で問題なく管理できている場合は、ExcelやGoogleスプレッドシートで十分なことがあります。
顧客情報の分散、対応漏れ、案件の重複、引き継ぎの難しさが増えた場合は、CRMを検討する価値があります。
顧客が何人になったらCRMを導入すべきですか?
顧客数だけで判断することはできません。
一人の顧客に複数案件がある、複数人で対応する、履歴や期限管理が複雑になっている場合は、顧客数が少なくてもCRMが役立つことがあります。
無料のCRMでも業務に使えますか?
必要な顧客管理・案件管理機能が含まれ、利用上限内であれば、無料プランで運用できる場合があります。
利用人数、登録件数、メール連携、自動化、権限設定、サポート、有料移行後の料金を確認してください。
CRMと顧客管理表を併用してもよいですか?
移行期間中に一時的に併用することはあります。
ただし、長期間併用すると、どちらが最新情報か分からなくなる可能性があります。
顧客・案件・対応履歴ごとに正しい管理場所を決めましょう。
CRMはスマートフォンでも使えますか?
スマートフォンアプリやモバイル対応画面を提供するCRMがあります。
パソコン版と機能が異なる場合があるため、外出先で行う操作を無料体験中に試してください。
CRMを導入すれば顧客管理は自動化できますか?
メールやフォームとの連携により、一部の登録・通知作業を自動化できる場合があります。
ただし、対応内容、案件状況、次回タスクなど、人が判断して入力する情報も残ります。
導入前に、自動化できる作業と人が確認する作業を分けてください。
最初から年払いを選ぶべきですか?
まず無料体験や月払いで、日常業務に合うかを確認する方が安全です。
顧客登録、案件管理、対応履歴、データ書き出しまで試し、継続利用できると判断してから年払いを検討しましょう。
CRMを選ぶ際は、機能や料金だけでなく、利用者ごとの権限、多要素認証、監査ログ、データの書き出し、解約後の削除条件も確認する必要があります。詳しい安全対策は、個人事業主の顧客管理で個人情報を守る方法|権限・共有・バックアップを解説で紹介しています。
CRMを導入する前にGoogleスプレッドシートで顧客管理を始めたい場合は、Googleスプレッドシートで顧客管理する方法|入力・検索・更新ルールを解説で、顧客ID、対応履歴、重複確認、共有権限などの具体的な運用方法を紹介しています。
CRMを選ぶ際は、顧客情報だけでなく、メール・電話・商談などの対応履歴をどのように残せるかも確認します。具体的な記録項目と運用方法は、顧客対応履歴の残し方|メール・電話・商談記録を整理する方法で紹介しています。
CRMを選ぶ際は、顧客情報や対応履歴だけでなく、次回アクション・担当者・期限・次回確認日を管理できるかも確認します。具体的なフォロー管理の方法は、顧客フォローの管理方法|次回連絡日・期限・対応漏れを防ぐ仕組みを解説で紹介しています。
まとめ
個人事業主がCRMを選ぶときは、機能数や知名度ではなく、現在の顧客管理で発生している問題を解決できるかを確認することが重要です。
特に比較したいのは、次の10項目です。
- 顧客情報の管理機能
- 案件・商談の管理機能
- 対応履歴・タスク管理
- 操作の分かりやすさ
- 利用人数と権限設定
- メール・カレンダー・フォームとの連携
- スマートフォン・利用環境への対応
- データの取り込み・書き出し
- セキュリティとデータ管理
- 料金・契約条件・サポート
候補は2〜3サービスに絞り、無料プランや無料体験で、顧客登録から案件完了までの流れを実際に試してください。
具体的な候補を比較したい場合は、個人事業主向けCRMおすすめ4選を比較|無料プラン・料金・機能を解説で、HubSpot、Zoho CRM、Salesforce、Pipedriveの違いを紹介しています。
最初から過去の全データを移行するのではなく、現在対応中の顧客や案件から小さく始める方が、導入時の失敗を減らせます。
CRMは導入した瞬間に仕事を減らす魔法の箱ではありません。毎週更新できる操作性と運用ルールがそろって、ようやく働き始めます。箱だけ置いても、そこはただの高機能な置物です。
顧客管理表の項目や構成をもう一度確認したい場合は、以下の記事も参考にしてください。
個人事業主向け顧客管理表の作り方|項目・テンプレート・運用ルールを解説
参考にした公式情報
※CRMの料金、機能、利用上限、連携条件は変更される可能性があります。契約前に各サービスの公式サイトで最新情報をご確認ください。